訪問看護はきつい?現役訪問看護師が教える良かったこと、悪かったこと徹底解説!

訪問看護

僕は急性期病棟で3年働き訪問看護に転職しました。

訪問看護としてはまだ2年目になりますが、やはり病棟とは違う様々な点を経験したので

今回は実際に訪問看護として働いてどうだったか徹底解説していこうと思います。

実際働いてみた感想

大変やけど病棟より絶対良い!!!

この後に良かった点、悪かった点をご紹介しますが個人的な感想としては訪問看護に転職して良かったです。

「いつか訪問看護もしてみたいけど、まだまだ病棟歴も浅いしなぁ。」と悩む方も多いと思います。

 

しかし

いずれ訪問看護をしたいと思っているならすぐにするべき!

 

なぜなら訪問看護は病棟とはまた違う働き方のため、できるだけはやく経験を積んだ方がいいからです!

自分も働き始めて思ったのが

「病棟ではこんなやりかたじゃなかったなー。」

「褥瘡の処置におむつのパッド使うんやぁ」

病棟と比べると多少のギャップを感じることもあります。

実際にそのギャップで辞めていく人もいらっしゃいました。

しかし慣れていくためには結局、訪問看護を経験して学んでいくしかないのです。

 

そのため病棟で経験を積んでから訪問看護をするより、訪問に興味があるなら早いうちに訪問看護を経験したほうがいいと思います。

僕もまだまだ経験としては浅いですが、初めの訪問看護ステーションで1年ちょっと働いた後、また別の訪問看護ステーションに転職しました。 

新しいステーションでもその経験を活かしてスムーズに働くことができています。

「訪問看護はベテランじゃなきゃダメ!」

というイメージが強いと思いますが、実際は経験年数が浅い人もいっぱい居ます。

看護師は離職率も高いことから、人手不足のステーションも多いようで経験年数が浅い人でも受け入れているところは増えてきているようです。

とにかく僕の個人的な感想として訪問看護はおすすめします。

訪問看護の良かった点、悪かった点

ここからは実際に訪問看護で働いて良かった点、悪かった点を解説していこうと思います。

現場の生の声を聞くことでイメージが湧きやすいかなと思います。

良かった点

  1. 給料が高い

    病棟では主任や科長クラスの役職につければ年収も上がっていきますが、やはりそこまでいくにはかなり大変です。しかもその手当てがあっても年収500~600万が多いのではないでしょうか。
    看護師って大変な割に給料低いですよね。しかしいろいろ求人をみましたが訪問看護は比較的年収が高いところが多いです!
    僕みたいな経験年数が浅い看護師でも科長クラスの年収を超える求人は多く載っています。
    やはりお金って働くうえで重要視するポイントだと思うので、病棟より年収UPしてめちゃくちゃ仕事のモチベーションが上がりました。


  2. スタッフとかかわる時間が短いため、人間関係で悩むことは少ない

    どの職場でも人間関係で悩む人は多いと思います。少なからず一人はうざいお局みたいな看護師が、いびりやいじめで仕事を辞めてしまう人もいると思いますが、訪問看護は基本的に一人で回るので、ほかのスタッフとかかわる時間が少ないです。
    めんどうな人間関係をさけることができるため、これはだいぶ大きいメリットだと思います。


  3. 自由な時間が多い

    基本的に訪問は1人で回るため、1人だけの時間が多いです。移動中や空いた時間に携帯を触ったり、コンビニに寄ったり病棟ではありえないフリーな時間が多いです!
    息抜きできるから仕事のしんどさもマシになっているような気がします。
  4. 患者1人にしっかり時間をかけれる

    訪問看護は一人の患者に30分や60分かけて看護を行うので、みっちり関わることができます。病棟では忙しすぎて、一人にそんな時間をかけるなんてありえないと思います。
    病棟から訪問に転職されるときの転職理由のほとんどが「患者一人に長く関われるから」じゃないでしょうか。 
    そこが魅力と感じる人は向いていると思います。

  5. 夜勤がない

    訪問看護には夜勤がないため、生活リズムが整い体調も良くなります。年齢を重ねていくと、やっぱり夜勤はしんどいですよね。ましてや家族もいるとなると、長時間働いた後に家事もやってかなり大変です。
    夜勤があるかないかは、かなり重要になってきます。

悪かった点

  1. オンコールがある

    オンコールがあるところは大抵24時間体制で患者から緊急のコールが鳴ると口頭で指示を出したり、必要に応じて緊急訪問したりその場で考えて対応しなければいけません。
    例えば「お腹が痛くて」というコールでイレウス?、便が出てない?といろいろアセスメントしてその場で判断が必要なので、結構責任重大です。
  2. 訪問時は自分で判断してケアを行う

    訪問は基本的に一人でまわるため、皮膚トラブルや症状悪化があったりとかイレギュラーが生じた際に、自分で判断しなければいけないこともあります。そこには責任も伴うためやはり経験値や知識が必要なります。しかし迷ったときに上司に相談できる環境ならば、あまり臆せずミスする前に確認を取ることが一番大事です。


  3. 天気に影響されやすい

    台風や大雨などはかなり影響を受けてしまうので、訪問する際にかなり苦労することもあります。
    自転車や車等の事故にあってしまったり、訪問以外でのトラブルも結構あるので気を付けなければいけません。

訪問看護で役立ったグッズ

ここからはおまけ情報なのですが、訪問看護でもってて良かったと思ったグッズを紹介してこうと思います。

定規

これは褥瘡の大きさをはかるときに本間に便利です。とくにdesignRを評価するときは必ず大きさを測らないといけないので、すぐに測れるように折り畳みの定規がおすすめです。
この定規は紙も切れていいですが、実際は折り畳みであればなんでもいいと思います。

 

 

Spo2モニター

Spo2モニターは支給されるところもあると思いますが念のため紹介しておきます。僕自身も何回か買って使ってみましたが、結構質の違いで値も変わるし壊れやすい物も多いと実感しました。
値段はピンキリなので僕もじっくり悩んで買いました。いろいろ調べたらいっぱい出てくるので安いだけで買ってしまうとすぐに壊れたりするの気を付けましょう。

 

 

メジャー

これは腹囲や下肢のサイズを測るときに使います。浮腫の増減を評価するために地味に必要です。

 

 

ハサミ

ハサミはどんな時でも必要です。必ずと言っていいほどの必需品です。
看護師なら看護用のハサミは誰しもが使っていると思います。これは外側にカバーみたいなものがついているので当たっても傷つかないようになっておりとても便利です。

 

 

冷感グッズ

夏場は本当に暑いため冷感グッズは絶対に必須です。
僕は空調服、首元扇風機、濡らすと冷えるタオルを使って夏をしのいでいます。
何かしら冷感グッズを持ってる人は多くなってきています。外周りの仕事なので熱中症にならないように対策は必要です。
ちなみに空調服のおすすめは長袖です。半袖タイプも買いましたが長袖のほうが涼しくなりやすいので半袖タイプよりいいと思います。

首元扇風機も思ったより風量があり、これだけでも涼しいので愛用しています。

聴診器

聴診器もかなり質の差が変わるため、結局リットマンを使っている人も多いと思います。
実際に3000円くらいの聴診器を買ってみましたが、シャントも音がリットマンでは聞こえましたが、安い奴は全く聞こえませんでした笑

 

 

非接触性体温計

非接触性体温計は体温の値があまりあてにならないですが、ケアに拒否的な人だと測れないこともあるので、その場ですぐに測れるものがあると便利なため使用しています。

また施設等の訪問をする際に体温を記載することが多いため、簡易ですぐには測れるのも助かります。

血圧計

簡易の血圧計でもしっかり測定できないときには聴診で測定します。これは僕も使用してますが、ワンハンドで空気を抜くことができるのでとても使いやすいです

しかも一般的な聴診で測る血圧計はチューブが二本ついててめちゃくちゃ邪魔でかさばります。

何度も絡まって使いにくい思いをしたので、すぐにワンハンドの血圧計を購入しました。

簡易も聴診も測れるタイプの血圧計もありますが値段が一万円超えるのでほしい方は調べてみてもいいと思います。

 

 

訪問用カバン

訪問用のカバンは本当に大きいサイズのやつをおすすめします。

実際に使っているやつも訪問用のカバンもアンファミエという看護専門ショップで買いましたが、個人的にはちょっと小さいなという印象です。

いろいろなグッズを入れるので小さいカバンだと入らないことがあり、手荷物が増えて訪問で歩き回るときに大変です。

一個のカバンに全部入れれるような大きいサイズカバンを本当におすすめします。

またカバンはリュックとかより手でもつタイプが方が容量も大きいので良いと思います。

 

まとめ

今回は訪問看護で働いて実際に感じた良かったこと、悪かったことを解説していきました。

働いてみないと分からないかもしれませんが、その前にイメージが少しでも湧いてもらえれば転職する際に参考になるのではないかと思います。

今回の内容はあくまでも個人的な感想のため全員が当てはまるわけではないと思うので、参考程度にみてもらえたらと思います。

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