訪問看護師に転職したいけど不安！訪問看護師の魅力と仕事内容を徹底解説

僕もそうでしたが、働くまで自分ができるかなと不安に思ったり、仕事内容についてあまりわかっていなかったところもあったので実際に働いてみてわかった訪問看護師の仕事内容について詳しく紹介していきます。

訪問看護師に転職に転職したいけど不安！訪問看護師の魅力と仕事内容を徹底解説

訪問看護師の基本的な役割

訪問看護師は、患者の自宅で医療ケアを提供する専門家です。主な役割は、患者の健康状態をモニタリング、医療処置を行い、薬物管理を含む臨床看護ケアを提供することです。

患者の身体的な健康だけでなく、精神的な健康や家庭環境の評価も含まれます。

しかし、それだけではなく、彼らの生活環境や家族との関係性を理解し、緊急時の対応や心理的サポートも提供しなければなりません。

日常業務の詳細

1. 患者の健康評価とモニタリング

訪問看護師は、患者の自宅を訪問し、健康評価を行います。

バイタルサイン、傷のチェック、病状の進行状況の観察、痛みや不快感のモニタリングなどが含まれます。患者の状態の変化を早期に察知し、必要な医療処置を迅速に行うことが求められます。

しかし個人の能力で判断したり、ケアを行うわけではなく必ず対応に迷った際は先輩や主任等に相談するため一人で抱え込んだり責任を問われることはないので安心してください。

2. 医療処置とケアの提供

医師の指示に基づいて、患者に必要な医療処置や看護ケアを提供します。

創傷ケア、尿道カテーテルの管理、褥瘡（床ずれ）のケア、点滴の管理、嚥下リハビリテーションなど、患者の状態やニーズに応じた処置を行います。また、患者の日常生活で必要な身体的なサポート、介助も行います。

例えばシャワー介助、排便処置、食事介助など。

3. 薬物管理

患者の薬物療法を管理します。これには、薬の調剤、投与、副作用のモニタリング、薬物相互作用のチェックが含まれます。

患者とその家族に対して、正しい薬の服用方法や注意事項を指導し、適切な薬物管理を支援します。また、必要に応じて薬の調整や変更を医師に報告し、連携を図ります。

薬の効果については病棟と違って、リアルタイムで状態を観察できないので訪問後にあとで電話で確認を行ったりします。

4. 健康教育とカウンセリング

患者やその家族に対して、疾患管理に関する教育を行います。

これには、特定の疾患についての知識提供から、日常生活での健康的な食事、適度な運動、薬物の遵守などに関するアドバイスが含まれます。

また、患者や家族の心理的なニーズにも配慮し、病気に対するストレスや不安を軽減するためのカウンセリングを提供します。

特にガン末期の患者にとっては在宅での生活に不安を感じることも多いので、あらかじめどのような状況が想定されるかを事前に伝えておき、対処法も一緒に指導を行います。

5. 家族との連携とサポート

患者の家族とも連携し、家庭内のサポート体制を評価します。

家族が患者のケアに参加できるよう、必要な訓練や指導を行います。また、家族の不安や疑問に対して丁寧に対応し、必要な情報提供や支援を行います。

6. 緊急時の対応

緊急時には迅速に対応し、必要な処置や医師との連絡を取ります。患者の状態が急変した場合には、適切な措置を講じ、医療機関と連携して患者の安全を確保します。

オンコールが鳴れば、緊急性が高いかをしっかり判断します。

複数患者への対応と時間管理

• 訪問のスケジュール管理: 訪問看護師は、複数の患者を担当するため、効果的なスケジュール管理が不可欠です。各患者に適切な時間を割り当て、交通や訪問にかかる時間も考慮しながら計画を立てます。
• 記録と報告: 訪問看護の訪問後には、患者の状態や提供されたケアに関する正確な文書を作成し、医療チームと共有します。

最近の記録はiPadやスマホで記録をするところが多いので昔みたいに紙ベースのところは減っています。かなり記録に関しては時間が削減してやりやすくなっています

患者とのコミュニケーションと信頼関係の築き方

• 心理的サポートと共感: 訪問看護師は患者や家族の心理的なニーズにも配慮し、共感とサポートを提供します。時には、患者の心の健康についても話を聞き、適切なサポートを提供します。
• 家族との連携: 患者の家族とも密接に連携し、家庭内のサポート体制を理解し、適切な介護計画を立てます。

信頼関係を築くことは訪問看護師の最も重要な役割のひとつです。僕はとにかく患者さんに対してオープンで親身な態度で接し、話を真剣に聞きます。患者が自分の健康状態や不安を共有しやすくし、適切なケアプランを共同で立てる基盤となっています。

実際の訪問看護師の声

訪問看護の仕事は単なる医療処置だけでなく、患者との深い人間関係を築くことで成り立っています。

病棟とは違って距離感が近いからこそ、特別な感情が入ったりすることもあります。家族同様に接してくれる患者もいるのでそこはやりがいにもつながると思います。

最後に

今回は訪問看護師の仕事について詳しく説明してみました。病棟看護師に疲れた、しんどいなという方は訪問看護師をぜひおすすめします。