僕は病棟で消化器内科、整形外科を主にみてきたので、訪問看護に来てから初めて精神科を受け持つようになりました。
訪問ならではの精神科の看護を学ぶことができたので今回は訪問看護の精神科の内容について今回はお伝えしていこうと思います。
訪問時間、訪問件数
ステーションごとに違うと思いますが、主に訪問時間は15分や30分訪問が多いです。自立支援という形で週3回入ったりする方も多いですね。1日の訪問件数は8件前後です。前職で一般科の訪問看護で働いていましたがその時は訪問件数1日5件前後でした。
件数だけ見るとかなりハードにみえますが、介護度が低かったり、時間も短いのでそこまで体力的にキツくはないです。
ぶっちゃけ時間の余裕は精神科の方があります。
看護内容
- バイタルサイン測定
当たり前ではありますが、バイタルも人によっては測らない患者もいます。看護師という存在が相手の不安を煽ることもあるからです!
- 薬の管理
精神科にとって薬の管理はとても大事です。
薬を正確に飲めるように薬をカレンダーセットすることも多いです。管理方法は様々で事務所に保管し、訪問時に持ち出す人もいます。
- メンタルケア
患者、家族含め今まで以上に意識する事が傾聴と共感です。患者の不定愁訴や幻聴、幻覚などの症状を傾聴し共感することで少しずつ患者の表情も変わってきます。精神状態の観察を行い、話し方や聞き方も人それぞれその人に合わせていくと信頼関係にもつながります。
- マッサージ、上下肢運動、歩行練習
話を傾聴するだけでは、訪問中も間がもたないため、ADL低下予防やリラックス目的でマッサージや上下肢運動や歩行練習等を行います。
- エビリファイやゼプリオンといった向精神薬の筋注
月一に向精神薬を筋注する人多いです!久々やると手技あってるかなと思ったりする時もあります。
- 保清
精神科で働いて多かったのが強迫性障害で潔癖であったりする方が逆にお風呂に入れない方も多く入浴を促したり、介助したりすることもあります。
精神科看護で働いてみての感想
やっぱり精神科で働いて思ったのが関わり方やコミュニケーションの取り方に日々難しさを感じることがありますね。
でも精神科は医療度が低いため、技術に不安があるとか看護にブランクがあるかたは関わり重視なのでおすすめだと思います。
もし転職検討されているなら精神科も視野にいれてみてください。
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