" />
  • プロフィール

コタツ

現役看護師(男子)です。人生を働くだけで終わらせたくない!40代〜50代でFIREを目指すために株の投資とブログ始めました。ブログで成功したらすぐ看護師辞めます。

勉強

胸腔穿刺・腹腔穿刺の看護、観察、ポイント

胸腔穿刺・腹腔穿刺のポイント

目的:胸水・腹水の原因を判定するための診断的胸腔・腹腔穿刺と胸水によって生じる呼吸困難、腹水によって生じる腹部膨満感や疼痛などの症状を軽減させるための治療的胸腔・腹腔穿刺があります。

介助の流れ

⑴患者の状態を確認する

  • 患者の全身状態・バイタルサインや、重度の血液凝固障害や血小板減少がないか確認する。
  • 例:血小板5万/μL以下、INR1.6超などの場合は医師に連絡する。

⑵物品を用意する

  • 消毒セット(滅菌綿球、滅菌鑷子)
  • 消毒液(例:ポピドンヨード)
  • 滅菌手袋、使い捨て手袋
  • ディスポーザブルシーツ
  • 局所麻酔薬10mlシリンジ(局所麻酔用、18G針、23G針)
  • 検体容器

 

 

  • 排液用容器
  • 滅菌ガーゼ
  • 固定用テープ
  • パルスオキシメーター
  • 内筒外筒付き16~20Gの穿刺針
  • 排液用のチューブ(輸液延長チューブ)
  • 三方活栓
  • シリンジ(排液吸引用)

⑶体位を整える

仰臥位あるいは半座位もしくは起座位で机などに枕を置き寄りかかるような体制で行う。

胸水穿刺の場合

腹水穿刺の場合

⑷医師へ必要物品の受け渡しを行う

  1. 超音波エコーで腹水・胸水を確認し穿刺部をマーキングする。
  2. 医師が術野を消毒する。
  3. キャップ、マスク、清潔手袋、ガウンなどの医師の装着を介助する。
  4. 看護師が滅菌穴あきドレープを無菌的に開封し、医師に渡す。
  5. 医師が使用する物品を開封し、清潔操作で渡すか、ワゴンの清潔野に落とす。
  6. 医師が穿刺部を局所麻酔する。穿刺予定位置を超音波で確認しつつ、針を進めてシリンジに腹水が引けてくることを確認する。
  7. 医師の指示に従い、検体を検査用スピッツに入れる。
  8. ドレナージする場合は、医師が排液用チューブを接続する。(急激な腹水の流出を防ぐために排液用チューブは接続する段階でクランプしておく)
  9. 排液用チューブの先端を排液容器に接続しクランプを開放してドレナージを開始する。
  10. 医師は挿入部を再度消毒した後、滅菌フィルムレッシング材を貼付し、排液チューブを固定する。
  11. 終了後、医師が針を抜去したらガーゼで穿刺部を保護し、テープで固定する。

⑸患者の全身状態・バイタルサインを確認する

  • 排液が多くなると血圧が低下する可能性があるため、急激なドレナージは避ける(30分で500mlまで。)全量で2~3Lの排液であれば、通常安全に施行できる。

※注意!

急激に大量の排液を行うと循環血液量が減少し、血圧低下を引き起こすことがあります。大量の腹水を排液する場合は、血圧測定を定期的に行います。

血圧が80㎜Hg以下になるようであれば排液を中止し、輸液開始、昇圧薬投与など医師に報告し指示を仰ぎます。

⑹針や薬品などの片づけ

針のリキャップはせずに、針やメスは専用の廃棄ボックスに直接捨て、ほかの廃棄物と分ける。

合併症の予防と対応

出血・血種

穿刺時に血管を損傷したり、出血傾向を伴っている場合は、出血や皮下血種を生じやすくなります。特に肝不全の患者さんや抗凝固薬を内服中の患者さんなどは、皮膚色の変化や穿刺部周囲の腫脹がないか注意深く観察します。

気胸

針が肺に刺さることで、肺から胸腔内に空気が漏れてしまうことがあります。胸痛、呼吸困難、咳嗽の出現がないか観察します。

胸水を抜いているとき、空気が引けてきた、もしくは急激に咳嗽が出現した場合は、肺に刺さった可能性があります。また、大量の胸水を引いた後に大量の泡沫状血痰を認め、喘鳴を聴取する場合は再膨張性肺水腫の可能性があるため、医師の指示を仰ぎます。

★再膨張性肺水腫とは?

胸水により長時間虚脱していた肺が急速に伸展された際に発症する肺水腫で、通常片側に発生します。呼吸困難や泡沫状喀痰などの症状が出現します。

腹水穿刺の場合

腸管損傷

穿刺針による腸管・臓器損傷により腹膜炎を引き起こす恐れがあるため、穿刺後の腹痛や発熱に注意します。

-勉強
-, , , , ,

© 2021 Powered by AFFINGER5