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コタツ

現役看護師(男子)です。人生を働くだけで終わらせたくない!40代〜50代でFIREを目指すために株の投資とブログ始めました。ブログで成功したらすぐ看護師辞めます。

勉強

なるほど!アスピレーションとトロッカーの違い?看護と観察点について説明!

胸腔ドレーンについて

胸腔ドレーンの目的についてざっくり説明すると

1.胸腔内に溜まってしまった液体(膿・血液・浸出液)を体外へ排出(排液)するため。
2.手術などで胸腔内が陽圧になっている場合に空気を体外へ排出するため。

例えば

膿胸、胸水がたまってしまった場合などに胸腔ドレーンを留置しドレナージを行います。
元々胸腔内にはだれしもごく少量の胸水がたまっていますが、多量の液体が貯留すると肺を圧迫したり、肺が膨張してしまうためドレナージする目的で行われます。
また膿胸と呼ばれる、感染によって胸腔内に膿が貯留した状態でも、胸腔内の膿を排出する目的でドレーンを留置します。

また胸腔内は常に陰圧です。(国試にでます)

しかし肺に穴が開いてしまうと空気が漏れる(エアリーク)ので、胸腔内の陰圧が保てなくなり虚脱してしまい、十分な酸素を送れなくなります。
そのため胸腔ドレーンを留置し肺が虚脱するのを防ぎます。

 

ここでドレーンを留置する際に使われるのがあすぴれーしょんnキットとトロッカーです。

アスピレーションキット(アスピレーションカテーテル)とは?

アスピレーションカテーテルは経皮的に挿入します。

チューブの経が細いので挿入しやすく、挿入時の合併症や痛みが少ないのがメリットです。

しかしカテーテルの経が細いので、大量の胸水や膿胸の時はカテーテルの閉塞する可能性が高くなります。

またアスピレーションバルブという一方弁があり、逆流しないというメリットもあります。なのでアスピレーションバルブを装着していれば、持続吸引の無い普通のドレーンバッグに接続してもOK(水封式が不要)ということになります。アスピレーションバルブを装着したまま低圧持続吸引の圧をかけると一方弁が閉塞して緊張性気胸が発生する恐れがあります。

アスピレーションキットの延長チューブにはクレンメもついています。
ドレナージする際はアスピレーションバルブとクレンメが外されている事を確認しましょう。

トロッカー(トロッカーカテーテル)とは?

トロッカーも経皮的に挿入するカテーテルです。
金属製の内筒があるので、経皮的に挿入しやすいですが、穿刺時の肺損傷のリスクがあり、カテーテルが太いので留置時の患者さんの苦痛が強いです。
アスピレーションカテーテルと比べると径が太いので、血胸や膿胸といった粘度の高いものでも閉塞しにくいので選ばれます。
アスピレーションカテーテルのようにロックが付いていないので、クランプする時はクランプ鉗子を使用する必要があります。
アスピレーションカテーテルとは違い、一方弁が装着されていないので、水封での管理が必要となります。

ドレーンの看護・観察点について

ドレーンバッグはメラサキュームとチェストドレーンバッグの2種類あります。

メラサキュームは電動式低圧吸引器です。
電動式の為、吸引圧は機械で制御することができます。使用時は水封用の蒸留水を注入する必要があります。

 

ややこしいのがチェストドレーンバッグです。チェストドレーンバックは吸引制御ボトルの水量で吸引圧を調整します。

  • 左の排液ボトルは患者さんの胸腔内と繋がっている部分であり、胸腔内の血液や浸出液はこの排液ボトルへと移動します。気体は隣の水封室へと流れていきます。
  • 真ん中の水封室(ウォーターシール)は胸腔内からの空気を排出する役割と、外気が胸腔内へ逆流しないようにする一方弁の役割があります。
  • 右の吸引圧制御ボトルはこの水位によって吸引圧を調整する事ができます。
    陰圧制御管によって、吸引圧がかかりすぎても外気を取り込んで、吸引圧が一定に保たれるような仕組みになっています。

ドレーンの観察点

1.ドレーンはずれがないか注意し観察します。そのため何㎝固定なのか確認し、マーキングします。

 

2.胸腔内の空気のドレナージが不十分の場合に、皮下気腫として出現する事があります。皮下気腫があればバイタルサイン、とくに呼吸状態に異常が無いかを観察します。皮下気腫は必ずマジックでマーキングを行い、拡大が無いかを観察できるようにします。

 

3.排液量と性状をみます。ドレーン排液は血性→淡血性→漿液性と変化し、排液量も減少していきます。

 

4.水封部の水面が、呼吸に伴って上下することを呼吸性変動(フルクテーション)といいます。
呼吸性変動はドレーンが胸腔内に繋がっている為に起こるので、胸腔ドレーンの観察において呼吸性変動は重要です。そのため呼吸性変動がなければドレーンの閉塞や抜けている場合があります。

 

5.水封部に「ぶくぶく」と空気が発生(エアリーク)すると気胸などで肺に穴が空いている可能性があります。

 

6.吸引圧制御ボトルの圧を確認するため、水位が何㎝かみましょう。

ドレーンを使用されている場合この観察点をしっかり観察しましょう

 

 

以上アスピレーションキットとトロッカーの違い、ドレーンの看護・観察点でした。

 

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